今日のご相談は少し前のもの
あるフランス映画を観ていて思い出した話。
そのフランス映画は、
両親の不仲の板挟みになって苦しむもの
夫の暴力から逃げる妻と
2週間に一度、父と会う息子のお話し。
以前、夫の暴力から逃げる妻からの相談がありました。
出産を機に夫の暴力が始まり
暴力を振るった後は必ず謝罪し優しくなるけど
やっぱりまた暴力は繰り返されていたのだそう。
子どもにまで暴力が及びそうになったことで
彼女は家を逃げ出し実家の両親の援助を得て新居に移った。
10ヶ月後、ご主人に家を探し出され
インターホンが鳴ってドアスコープを見るとご主人がそこにいた。
子どもと3人、ベッドで布団を被って静かにして
インターホンが鳴りやむのを待っていた時
殺されることを想像したと。
私が彼女にアドバイスしたのは、
DVが収まることはないということと
身の安全を確保して母子で生きていく覚悟を持つこと。
基本、私は離婚はおススメしない。
特に夫婦間に子どもがいる場合は。
ただ、暴力となると別。
逃げるが先です。
それは親子でも同じ
子どもからの暴力に耐える両親も多い
DV被害にあう女性には特長もありますが、
そんなものすぐに治せることでもない。
またDVを受ける妻がよく言うのは...
いつか暴力がなくなると可能性を探っていたり
経済的に行き場所がないと諦めている人
逃げても見つけられてしまうと強迫観念を持つ人
まず距離をおくことです。
ここは日本です。今は頼るところがいろいろあります。
もし今、夫からの暴力を受けてる女性がいるなら
まずは子どもと一緒に夫から距離の離れたところに行く覚悟をして。
次に、警察か配偶者暴力支援センターに電話して
事情を話して身の安全を確保してもらいなさい。
保護施設もあるし手続きすれば保護命令も出せる。
経済的支援も行政から受けられるし
自立支援サポートもしてもらえる。
安全に離婚もできるし、
それまでとは全く違う生活だってできる。
怖がらず、諦めず、一歩踏み出す覚悟をしてほしい。
大丈夫だから。
それでも不安が消えないなら
はなきりんへ電話して来てください。
自分の人生は自分で描いていくものなのよ♡
あなたの強さを子どもに見せてあげて。
時々、夫婦の学び場で話すのですが...
もし神様が地球上に男と女を創ったのなら
神様は、2つの力をそれぞれに与えたのです。
男性には腕力
女性には精神力
男性の腕力に女は敵わないのです。
女性に備わった精神力は男性の腕力に耐えるものじゃなく
自分の幸せな未来を切り開くために与えられたもの。
女性が長寿命なのも精神力のお蔭。
オンナなら強かに(したたかかに)自分の幸せを実現させて。
それは神様が女に与えたチカラだから。
映画を観ながらフラッシュバックしたのは
暴力に耐えてる女性からの相談だった。
みなさんの周りにそういう女性を見かけたら
教えてあげて!
逃げるのよ!
物理的距離を置くのよ!
そして頼るのよ!
最後に、未来に覚悟するの。
覚悟すればいいだけだった。
...っていつかわかる。
もし母という立場ならわかってほしい
自分だけじゃなく、子どもを守れるのはあなただけなのよ。