70代のお母さんからのご相談は
体調が悪い娘に全ての財産を残したい
40代前半の娘さんが過剰な夫のモラハラから
逃げて実家に戻ってこられたのが2年前
夫を刺激すると命を奪われかねない...
子どもから父親を奪ってもいいのか...
離婚話しを進めないまま別居して2年。
もの凄い偏頭痛を発作のように起こし
ずっと体調がすぐれず外にも出れない娘を案じ
全ての財産を娘さん一人に相続させたいお母さん。
その理由は、
自分は娘と同じだけ生きて傍にいられない
体調を考えると仕事して収入を得るのは無理
実際に就職活動をやらせてみたけど
40代女性を採用してくれる会社はなかった
生きるために必要な財産を残すことしか
自分にはできないという母。
娘さんには兄がいて、妹へのアドバイスは
「経済能力がないから離婚はしない方がいい」
お母さんは娘さんを心から心配しているし
自分にできることを探した結果
財産を残すということだった
彼女の人生の歯車が壊れてる原因は
仕事でも年齢でも経済的なものでもなく
夫による心の疲れ
彼女の偏頭痛も体調の悪さも
ウイルスや腫瘍といったものではなく
心が体を蝕んでいるだけ。
その心の疲労を取り除くのが優先。
彼女の心から「夫」を取り除くことです。
正式に離婚できるよう進めること。
攻撃的な側面が夫にあるなら
本人同士でなく法的効力を提案できる
弁護士を仲介役にするのがお勧め。
子どもから父親を取り上げることより
不安な環境に置いておく方が問題。
片親の愛情をたっぷり受けて育つ子どももいます。
(私も早く死別した母の分まで父に愛情をもらい育ちました)
でも今の娘さんにはそれが出来ない環境
就職先がない。
それは娘さんの今の状況では無理でしょう。
私だって雇用する側なら採用はしない
しかしそれは、娘さんの年齢じゃない
40代で仕事を再開する人は山のようにいる
もちろん、採用する人もいる。
今、彼女に必要なのはお金じゃない
平温な環境と健康な心。
娘さん自身で動けずにいるなら
お母さんが離婚を前進させるべく
娘さんから夫を取り除いてあげること。
我慢は努力じゃない。
好転させる行動のみが報われる努力
娘さんの心が健康になるなら
一時期、住まいを変えたっていい。
それは生涯のほんの少しの時間だから
取り返しの付かない時間にはならない
もし娘のために全財産をと覚悟してるのなら、
財産じゃなく出来ることがある
それは...彼女の心を元気にすること
心が元気だと人は何にでもトライする。
心が元気だと人は苦難に挑戦したくなる。
心が元気だと人は苦難を夢中に変えてしまう。