仕事で毎日残業
休みは月に数日
休みも仕事の電話が入る
「こんなことを続けていていいわけがない」
「でも、どうしていいのかもわからない」
一昔前には 「24時間働けますか？」
普通にそんなCMも流れていました
昔はモノを作れば売れる時代だったから
とにかく時間や労力を費やせば収入が増える時代でもあった
今の時代を象徴する「ストレス社会」という言葉。
曖昧な理解をしていると見えてこないけれど、
時間や労力ではどうにもならない社会（時代）になっていて
思考力を求められるからストレスを感じてしまう。
ものをつくること以前に、
何をつくるかを考え、どう売るかを考える。
やっと出来上がった商品も
あっという間に類似品が現れ
他との差別化や利益確保を考え、交渉力を鍛える。
その中には、あらゆる場面で
コミュニケーション力も求められる
タフな精神力が必要なのが今の時代。
思考力を確実に身に付ける勉強法はなく
記憶力や読解力に頼れないものでもあり
思考力が身に付いたとしても
常に時間内に答えが出るわけでもない。
答えが出たとしても、正しいか否かは
実際に試して結果をみるしか方法がない。
思考力の身に付け方は改めて書こうと思いますが、
結論からいうと、小さなコツコツでしかありません。
日常の誰にでもできる小さなコツコツを
この継続は人間が一番苦手なこと。
コツコツやってても結果が見えないし
いつになったら身に付くのかゴールも見えない
すると人は、
もっと早く簡単で目に見える方法を探し
時間と労力を使おうとしてしまう。
売れる方法を探すより．．．
営業へ行く件数を増やしてみる。
他より価格を下げ利益を下げてみる。
信頼を得れる提案を考えるより．．．
相手に気に入られる行動をしてみる。
相手と会話する時間を増やしてみる。
他にない新しい商品・サービスを生み出すより．．．
既にある商品に少しアレンジを加えてみる。
業績のいい同業者のやり方をコピーをしてみる。
休みが取れない人の多くは、
思考力トレーニングを止めてしまってるのです。
分かりやすい例をお伝えしますと
就業時間は18時なのに
電話をすれば20時でも21時でも
誰かが電話に出る会社があると
お客は「この時間でもつながるだろう」
それが当たり前にになると悪気もなく電話をしてきます。
逆に「18時までに電話しないとつながらない」
それが当たり前になると18時までに電話しなくてはと
客側が意識して、計画的に電話をしてくるものです。
遅くまで仕事をしていることは
決してお客様サービスではないのです。
休日に仕事をしている会社も同じです。
相手がどうにでもしてくれると思えば
人は自分の計画性を追求しなくなる。
24時間のコンビニが無くなっても
世の中から飲食店が全て消えたとしても
人は餓死することは決してありません。
思考を使って計画的に行動するだけなのです。
残業頻度の高い人にも同じことが言えます。
残業をせずに帰ってください。
すると残してきた仕事のことを帰宅後も考え
翌日の作業一覧を優先順位や効率を上げるため思考します。
その中には、作業の無駄が見えてくることも
新しいアイデアが浮かんできたりもします。
翌日出勤した時には、頭が整理されていますから
必ず朝一番から集中力があがります。
残業や休日出勤することで
思考トレーニングをやめてしまっていたり、
お客様の計画性まで奪っていると思ってください。
会社が決めた就業時間を守ることも
思考力を鍛える方法です。
休日を満喫してる人に仕事がデキる人が多いのは
最低限、自分の決めた就業時間に厳しくなり
思考力を鍛えながら効率を上げているのです。
「楽して儲ける」
この言葉を聞くとズルいイメージしませんか？
しかし、ビジネスの基本はここにあると思います。
楽というのは、人を騙すということではなく、
就業時間内で全てを完結するということ。
時間と労力を最小限に抑えながら
同じ品質で商品やサービスを提供するには
思考力が要求されるのです。
残業や休日出勤して自分時間を減らしてる人は
自分の思考力を信じて、やめてみてください。
どんなに思考力を使っても
日常業務が片付かないならそれは、オーバーワークです。
会社が人員補填しなくてはならないのです。
人員補填する予算がないという会社なら、
会社が利益率、経営を見直す必要があるのです。
