離れて暮らす大学三年生の息子さんが
就活を前に、将来の方向性が見えずにいると
息子さんを心配してのお母さんからのご相談
文系の息子さん
企業なのか公務員なのかも決まらない
やりたいこともないという。
そう言えば私だって
学生が終われば社会人=働く
そんな風にしか思ってなかった。
今は学校教育に「キャリア教育」を推進してるけど
教員の方だって企業で仕事したことない人多いから
キャリアを教えるって難しいはず
もっと外部講師を採用すべきと正論を唱えるのは簡単
ある意味他人事だよね。
学校の改善は学校がすべきだけど
家庭の改善は?
私はいつも思う。
「親の役割ってなぁ~に?」standardセミナーでは
毎回話をしていますが親が子どもに教える事のひとつが
社会について
子どもが小さい時から将来の話をする
子どもが中学生になる頃には少しずつ
社会の仕組みを教えてあげて欲しい
(子どもが興味をもつようにね)
世の中に存在する仕事の種類もそう
会社員、国家公務員、地方公務員、自営業(会社経営)
公益、社団、医療、社会福祉、学校、宗教等の各種法人
国内の企業数は約380万社あって
その内、上場企業は約3800社(全体の10%)
上場企業と非上場企業の違いも教えてあげて欲しい。
上場企業は、新聞の株価紙面を見れば
3800社全ての会社名が業種別に書いてある。
それぞれ、どんな仕事をしていて、
どんな条件でどんなスキルを求められるのかだって教えてあげて欲しい。
自営業や会社経営をするってどういうことなのかや、
これからのビジネスの動向や傾向なんかも
そして今は国内の企業だって
世界でビジネス取引が行われているのだから
世界経済だって教えてあげて欲しい。
仕事の定義も、仕事の意味も、得れる報酬も
どんな選択肢やチャンスがあるのかまで全て。
そしてお金を稼ぐというツールとしてだけでなく
誰かを幸せにすることが仕事の基本であることや
そこに遣り甲斐を感じられるようになる考え方も。
学校だけに頼ってはいけない。
学校は学習の場。
日進月歩スピードを上げて変化する
ビジネスの現場のことは家庭で時間をかけて
生活の中で親子がする会話の中で教えてほしい
数年前に友人から
「もし今、20歳だったらどんな仕事をする?」
そんな質問をされたことがあった。
私は、
発展途上国か新興国でビジネスをするか
確実に超少子高齢化時代がくると決まってる未来に
必要とされることをビジネス化してみたいと答えた。
今の私レベルでも今の学生が知識あれば
仕事はもっと興味深いものになる。
英語が話せれば世界の70%の人と会話ができると
学生時代に知っていれば英語が好きになってたかも。
お父さん、お母さん!
社会で現役バリバリ仕事しているのですから
見聞きして知ってること余すところなく
教えてあげてください。
はなきりんでは、
長野県教育委員会の後援を得て松本市で
学生向けの「キャリア塾」も開校しています。
お子さんに受講させてあげてください。