大田麻美のBlog

Mami Blog

2021.12.17

90歳のご婦人ふたり

 

 

 

 

大阪の北新地での火災が

全国NEWSになってたことを知り...

 

 

 

今日、午後から退院後の定期健診

予約時間から1時間のつもりが3時間。

 

 

Dr.に待ち時間の長さに文句を言うと

火災現場の救急搬送があったと聞き納得。

 

 

 

 

 

長い時間、病院の待合室で

考えさせられる時間がありました。

 

 

私の隣で、足元の落とし物で

二人のご婦人が会話を始めた

 

 

聞き耳を立ててたわけじゃないけど

ご婦人達は90歳と同じ年齢で意気投合

 

 

ご婦人達の話を聞きながら

同い年の父のことを考えながら

女性って...強いなと思う

 

 

 

 

ご婦人二人の会話はこんな感じ...

 

 

 

どこがお悪いんですか?

 

お互い90歳で同い年なんですね

 

お元気ですね。

 

私と違っておしゃれされて素敵ですね。

 

コロナのお蔭でマスクがあるからメイクもせず不精してます(笑

 

家では寝てばっかりなんですよ。

 

私もそうです。だんだん何もかも面倒になって。

 

私も同じです。家では寝てばかり。

 

病院でも出かける時だけ元気を装ってます。

 

私も周りに迷惑かけたくなくて病院だけは...

 

私は出戻りの娘と一緒に住んで頼ってますのよ。

 

まさか90歳まで生きれるなんて思ってもなかった。

 

私だって同じですよ。生かされてると思ってます。

 

私もそう思ってます。

 

 

 

 

 

90歳のご婦人二人の話を聞きながら

歳を重ねながらも生きる意味をさ探す

人ってずっと存在意義探しなのかしらと思う

 

 

 

 

素敵だったから、思わずお二人をパシャリ

 

 

 

 

 

 

実は、お二人のご婦人のこと

私は、その前から感心して見ていた。

 

 

 

ひとりのご婦人は、

シャネルの眼鏡をかけられ

とってもオシャレな装いで

 

もう一人のご婦人は、

手押し車を押し歩幅も小さく

受付するのに出されたお財布が綺麗で

一つ一つの所作が丁寧でキチンとされていた。

 

 

 

お二人のご婦人は私の目に特別に映ってたから

二人の会話がとても新鮮で

35年後のお手本のようでもあり

同い年の父との比べていたのかも

 

 

 

 

手押し車のご婦人が帰られた後、

隣に座るオシャレなご婦人が

会話を惜しむよう私に…

 

 

ごめんなさいね。耳が聞こえづらくて

大きな声でご迷惑だったのでは?

 

私に声をかけてこれらた。

ご婦人はご自身の過去を時間つぶしのように

私に楽しそうに話し始められた。

 

 

でも、最初に可愛らしく

「私、と~ってもおしゃべりが好きなの許してね♡」

その言い方がオシャレな装いに加えチャーミング

 

 

 

 

 

 

―ご婦人の話―

 

主人は60歳の若さで死んじゃって

私を一人放り出したみたいなものなの。

 

長い時間、ふさぎ込んでいましたのよ。

でもね、ある日なにを思ったのか

ハワイに行こうと思いましたの。

 

 

そのハワイでキラウエア火山に行きましてね、

噴火の溶岩で木の根っこが覆われてるのに

その上に葉が青々としてるのを見て

 

人生ってこういうことなんだと思いましてね

いろんな悲しいことがあっても

その上に緑の葉があるってね。

 

 

 

小さなシートのエコノミーに乗って

毎年11月~1月の3ヶ月はハワイにいましたの。

 

お金はありませんから知り合いに頼って、

ハワイのピンク色したホテルの地下で3ヶ月

(ピンクのホテルは、きっとロイヤルハワイアン)

 

 

主人とハワイに行ったことは一度もなくてね。

どうしてハワイに行ったのか...

ハワイはそれまでの私を解放してくれました。

 

私がハワイを好きな理由、あなたはわかる?

ハワイはね、こんなおばぁ~ちゃんでもビキニが着れるの♡

 

 

思わず私はご婦人のビキニ姿を想像したし。

私には、ご婦人のおっしゃる意味がとても理解できた

 

 

続けてご婦人は...

コロナ前までは自分でハワイ行きの手配してたけど

今はもう自分で手配することは無理だと思ってるの。

 

なんでも続けているって大切なのよね。

こんな風にコロナで何もしなくなっちゃうと

今までやってこれたこと全てに自信がなくなるの。

 

 

 

その後も、たっぷりある待ち時間の間

ハワイの話、娘さんの話を聞かせてもらった

そこに個人情報を気にする様子もなかった

 

 

 

ご婦人が「あっ!」と言われ

バッグをごそごそ・・・

 

 

ご婦人 「ご興味があったら、ぜひ行かれてみて」

そう言ってくださったのがコレ

 

 

 

 

 

 

川端紘一氏の絵画展

10年前に友人に誘われ展覧会に行き

それからの大ファンなんだそう

 

 

 

 

 

川端氏の絵について聞かせてもらい

パンフレットにある写真通り

素敵な絵を描く人だと感じた

 

 

 

墨と最小限の色をつかって書かれた絵には

はかなさや異国の陰影が描き出されてて

見る人の想像の枠を邪魔しない作品

 

 

 

「私はもう3回見に行かせていただいてるの」

そう言って渡された個展のチラシ

 

 

 

 

ご婦人は絵画の行商人ではなく

90歳になる一人の女性の感性を

ただ誰かに共有してもらいたいだけ

 

 

 

 

素敵だなと思いました。

歳を重ねるほどに素敵を維持するには

いろんなものへの「興味」なのだと思った

 

 

 

 

お二人を見ながら

自分の人生を生きるのに大切なものを

教えてもらったような満足感のある時間と出会い♡

 

 

 

 

 

この週末、個展へ出かけてみようかな

 

 

 

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