ノートルダムの火災のニュース
見てられなくてTV切る
仕事でたくさんの国に行ったけど
Parisに着いた時の特別な感覚は今でも覚えてる
街中が美術館のようで鳥肌がたった
その後、ホッとするような初めてなのに落ちつく感じ
それから田舎に帰るように通った。
EU方面の出張の時は
必ずシャルルドゴール空港でトランジットして
仕事を終えた後、数日間でもParisで過ごした
当時の私の常宿はシテ島の中にあるjeudepaume Hotel(ジュドポーム)
350年~400年前、貴族の屋内テニスコートを改装したホテル
当時のオーナーマダムが私に
フランスのことパリジェンヌのこと歴史の大切さ、バレンタインデーの本当の意味
いろんなこと教えてくれた。
私に長持ちする住宅の大切さを教えてくれた人でもある。
それがきっかけになって当時ビジネスを大きく方向転換した
何度目かに宿泊した時、
「ここを家だと思って過ごしなさい。」そう言って
彼女は私にParisを楽しむ日常生活を提案してくれた。
朝起きて、マルシェに行き部屋に飾る花を買って
最高のクロワッサンのお店を教えてくれて
朝食用に買いに行った。
Cafeでの過ごし方
公園での過ごし方
散歩の愉しみ方
休日の過ごし方
ファッション、ルール、会話、マナーetc...
パリジェンヌを私にコーディネートするみたいに
ホテルから徒歩5分のノートルダム寺院にも
日曜の礼拝にも何度か一緒に行った。
今はもう出せない色のステンドグラスの場所や
聖母マリアの話、壁に描かれた聖人や天使の意味
外に突き出す樋に彫刻された獣が魔除けだということ
昨晩のニュースは
実家が燃やされてるような、歴史が消えてしまうような
表現しづらい気持ちになって何にというわけもなく祈ってた
とっても悲しくて淋しくて目が潤みだす
この感情をぶつけるところがないからなのか
今回の火災はテロではないそうだけど
「平和」という言葉が浮かぶ
どうして人は穏やかでいられないのだろう
どうして多くの人の力で造りあげ時間がつくった趣きを
自分達の都合や合理性で簡単に壊してしまうんだろう
いろんなことを教えてもらううち
私たちが生きることのできない時間って
尊いものだと感じるようになった
なんだかちょっとセンチなBlog
人の前ではこんなこと言ったり顔をしたりしないけど
こういう自分も大切にしてあげたい
ここに文字にできない想うことを
自分の中だけで思いっきりはき出すのも
私にとってセルフコントロールだったりする